桜と菜の花の相性は春にぴったりです^^
去年は時期的にずれてしまったせいで
桜と菜の花のコラボは実現しませんでしたが、
今年は咲く時期が上手く一致して綺麗な姿を見せてくれました^^
昭和記念公園の桜の多くは枝の高さが低いのも魅力です。
実際に枝を手にとって間近に桜の花を見ることも出来ます。
こんな風に桜の背景に菜の花を入れることも簡単です^^
公園内のチューリップ畑などを歩いていて気付いたのですが、
歩いていて気持ちいいというか、その感触がすごく優しいんですね。
足元をよく見たら、こんな小さな木材が敷き詰められていました。
家に帰って調べて見たらウッドチップとか木材チップと呼ばれるものなんですね。
これまで全然気付かなかったけど、これすごくいいです!!
でも、車椅子だと前へ進むのがちょっと大変です(^^;)
昭和記念公園のチューリップはいろんな種類でいっぱいです。
これから咲くものもたくさんありました。
自分が一番好きなチューリップはこの白い『ハネムーン』かな(^^;)
花びらの先っちょがフリルみたいでとても可愛いです^^
・・・・・
さて、ちょっと長い話になります(^^;)
10日に両親を連れて花見に出かけたのは実は理由がありました。
これまで父のことを紹介したエントリーは旧ブログ当時を含め何度かあり、
パソコンやiPodなどを楽しみ元気にしている様子を載せていましたが、
昨年、自転車で転んだことや、昔から患っている塵肺が悪くなったりと、
だんだんと元気がなくなってきました。
かかりつけの病院で呼吸を楽にする薬を処方してもらっていましたが、
毎朝1回だけの吸入でよかったのですが、
ある日自分が薬を確認すると、まだ数日分残っているはずの薬がなく、
父に聞いてみると、一日に3回吸入していたというんですね。
ちょっと愕然としました。自分の親でありながら呆れました。
翌日、父と一緒に病院に行き、事情を話して再度処方してもらいました。
症状もあまり改善されていなかったので
新しい吸入の薬が増え、全部で吸入の薬が3種類になったわけです。
それから3日ほど経ち、父のもとをたずねると、
吸入の薬を一度も服用していないことがわかりました。
・・・ハッとしました。自分の愚かな過ちに気付きました。
薬をちゃんと服用しなかったことを自分から責められた父は
精神的なショックを受けていたのでしょう。
それまでちゃんと出来ていた吸入すら出来なくなっていました。
もしかしたら、忘れてしまったという方が正しいかもしれません。
自分は父に謝ることも出来ませんでした。
それから、毎日朝と昼の2回、父に吸入の薬をのませています。
それでも父の肺は既に80%ほどしか機能しておらず、
今月初めから、在宅酸素療法の世話になることになりました。
酸素濃縮装置を自宅に設置して、外出時や停電時には携帯用酸素ボンベ使用します。
カニューラと呼ばれる細いチューブを24時間鼻腔に装着しての生活です。
不自由な生活だと思いますが、父が言うにはすぐに慣れたとのこと、
息苦しさがないので快適だと言っています。
去年の1月 母がアルツハイマーと診断されました。
既にその当時から家事をしなくなっていた母に代わり、
父がほとんどの家事をこなしていましたが、
今度は父に代わって母が家事をやるようになりました。
家事といっても掃除洗濯だけですが、
すっかり元気になった母に家族みんなが驚いています。
さすがに料理だけは二人とも一切しなくなりましたが、
その点は妻が100%フォローしています。
妻の作った料理を両親のもとに毎朝運ぶことも自分の日課です。
以前、父と毎週買い物に行っていたのが懐かしいこの頃です。
今は冷蔵庫をのぞかなくても何が必要かなどわかります。
とりあえず絶対切らせないものは牛乳と納豆と卵です(^^;)
まひろがクリスマスに生まれ、新しい年を迎えて、
この春までの間にいろんなことがありました。
今年の桜は少し開花が遅れましたね。
でも、そのおかげで両親を連れていくことも出来ました。
花見は両親を外に連れ出すいい口実だったのです。
父にとっても、外出時の初めての携帯用酸素ボンベの使用でした。
ほとんど外出をしなくなった両親にとっては久々のおひさまであり、
昭和記念公園の桜や菜の花、たくさんの花やチューリップに囲まれて楽しい一日だったようです。
もともと花が好きだった母も色とりどりの花達を見て嬉しそうでした。
「おじいちゃん、おばあちゃん、また来年もこようね」の三女の言葉に
二人とも嬉しそうに「そうだね」と応えていました^^
桜よりも家族のお話に胸を熱くしてしまいました。
私の寝たきりの実家の父も花が好きでした。
実家の花壇に父が元気だった頃、育ててたチューリップが
自然の力で昨年一輪咲いてました。
今年は、まだ咲いていませんが…(ーー;)
最後のチューリップのショットが私、お気に入りですわ(⌒▽⌒)
投稿情報: ぽんた | 2012/04/14 23:08
桜と菜の花のコラボは言われるように最高の組み合わせだとわたしも思います・・・。o(^-^)o
今年はこのショーを松崎で見ただけですが、それでも春を身体いっぱいに感じられたので、とてもうれしく思っております・・・。(^O^)/
そんな気持ちの良い春をご両親にも感じてあげられたのは、Nobさんのとても素敵な親孝行のひとつだと思います・・・。(*^▽^*)
毎年、ひとつずつ歳を重ねていけば、体調を崩したり、衰える部分が出てくるのは当然のことです・・・。それらを親への愛情と感謝の気持ちで大きく支えてあげてください。子供の頃にはわたしたちが面倒を見て貰っていたように・・・。(^O^)/
投稿情報: はーちゃん | 2012/04/15 08:45
◆ ぽんたさん
お父様のチューリップの話 ありがとうございますm(_ _)m
毎年咲き続けてくれるといいですね。
とってもいい話でほんわかしました^^
花っていいですよね。最近特にそう思います。
しばらく放りっぱなしになっていた実家のベランダですが、
元気になった母のおかげで少しずつ手入れをやっているようで
ほんの少しずつですが鉢植えが華やいできています^^
投稿情報: Nob | 2012/04/16 21:36
◆ はーちゃん
今年は松崎の春を堪能出来てよかったね。
自分はここ最近遠のいているのでちょっと羨ましいです(^^;)
人は歳を重ねていけば年老いていくのは当たり前で
いろんな形でそれが現れてきます。
現実を受け止めるというと何か大袈裟な言い方に聞こえますが、
肩肘張って構えるようなことをせずに
ごく自然に自分も応対するようにしています^^
投稿情報: Nob | 2012/04/16 21:48
お年寄りに関して1ヶ月ほど前に事務的なことでどたばたあったので思うこと多々
1週間前にも別の方の電話で兆候なかったわけではなく・・・
(どちらも85より上の方です。)
亡き祖母のこともあったので余計。
さらに母方の祖母も一時期すごくて今はそこそこ回復したところで落ち着いてはいるものの
ん~どれだけ掘っても しゃーない しかないんですけどね。
特に記憶関係は顕著ですね。
投稿情報: マリオが乗る恐竜 | 2012/04/18 00:16
◆ マリオ殿
レスが遅れて申し訳ないですm(_ _)m ごめんね(^^;)
マリオ殿は仕事柄お年寄りと接する機会が多いのかな?
父に関してはちょっと前まですごく元気だったからね。
在宅酸素療法の話が出た時は
正直・・・父が可哀そうに思えました。
母の分までいろいろ世話したりしていたんだよね。
でも、最近慣れたせいもあって
面倒がらず少しずつ出かけるようになったよ(^^;)
昨日もさっぱりしたいというので
近所の床屋さんに連れていったけど、
これも父が自分から行きたいと言い出したことで
自分はただのお供でした(^^;)
外出時の携帯用酸素ボンベだけど、
こういうものっていうのは実際に使ってみて
初めていろんなことがわかるよね。
きっと車椅子とかもそうなんだと思う。
バリアフリーと言う言葉がよく使われるけど、
これもようやく本当の意味がわかるようになってきました。
投稿情報: Nob | 2012/04/20 22:37